『Logica Musica』(ロジカ・ムジカ) 2019.7.13 Release
 
 ¥2,500- (税別)
【音を学び、音を楽しむ】
さらさ10枚目の本作は、音楽理論から作曲するという新たな挑戦をした
作品となっている。
しかしながら、その楽曲たちはポップなメロディとリズムでできていて、
聴きやすいさらさのスタイルも健在。
一度目は何も考えずに聴き、二度目は解説を読みながら聴き、
三度目は分析しながら聴き、最終的にはお好きなスタイルで聴く。
聴けば聴くほど知れば知るほど、音楽の楽しみが増えていく。
さらさの音学の音楽を表現したアルバム。
品番:AI2S-0010
発売日:2019年7月1日
使用楽器
■Celtic Harp:Machiko
 AOYAMA サウルハープ29S
■Acoustic Guitar:森川敏行
 Leaf Instruments 椿・葵
 Leaf Instruments 椿(Nylon Model)
■Compose Tunes:Machiko(#1.4.5.10)
                           森川敏行(#2.3.4.6.7.8.9.10.11.12)
Produce and Arrange:さらさ
Sound Engineer(rec , mix , mastering):景山義彦
Recording studio:keistahouse、
Illustration:荒川智史
Art Direction & Design:大岡慎一郎
  
【収録曲】
1.Key Signature~solo harp~
 【調号】
 多ければ多いほど嫌われるものな~んだ?
 ギタリストは♭が嫌い。ハープ奏者は「4つ以上はご遠慮ください」
 <シミラレソドファ・ファドソレラミシ>
 曲のメロディは調号が付く順番でできている。 
2.Stolen Time
 【Tempo Rubato】
 テンポを自由に早くしたり遅くしたり。
 その後のインテンポからのスピード感を引き出している。
 寄せては返す波のように。
3.Afternoon Air
 【コール&レスポンス】
 呼びかけると応える。音の会話。
4.Parallel Rail
 【異弦同音・異名同音】
 ギターは、違う弦の上にフレットの位置によって同じ音が存在する。
 ハープは、レ♯とミ♭、ソ♯とラ♭のように名前は違うが同じ音がある。
 ハープのグリッサンドが他の曲と響きが違うのにお気づきでしょうか?
5.月の舟
 【リフ(リフレイン)】
 同じモチーフが繰り返し演奏されること。
 ハープのリフから始まり、様々なモチーフが重なって曲が展開していく。
 「天の海に雲の波立ち月の舟、星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(万葉集より)
6.Galloping in the meadow
 【ギャロッピング奏法】
 ソロギターの演奏スタイルの一つで、
 右手の動きが馬の駆ける様子(ギャロップ)に似ている。
 緑の牧草地を数頭の馬が駆けていく
7.Rhythm Scape
 【可変拍子】
 1曲の中で拍子が変わること。4/4拍子-6/8拍子。
 冒頭から数えられるかな?
8.ユキノシタ
 【同主調】
 主音が同じ調(イ短調-イ長調)
 ユキノシタには緑の葉がある。
9.Pedal Boat
 【ペダルポイント】
 何小節にも渡ってコードは変化するが、ベースが変わらないこと。
 バッハの時代にも「オルガンポイント」と言われていた手法。
10.Stairway
 【コード進行】
 コード進行が階段を上がるようになっている。
11.カタバミのワルツ
 【コードワーク】
 同じメロディでもコードが変われば、景色が変わる。
 「カタバミ」アイルランドの象徴であるシャムロックの仲間
12.Circle of Fifths ~solo guitar~
 【五度圏】
 主音を完全5度上昇、あるいは下降するように並べ、環にしたもの。
 巡り廻って、還ってくる。

 

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